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世界最古の文明が生まれた大陸の十字路街や遺跡が物語る歴史に思いを馳せて

■オリエントの真珠 旧約聖書の時代から続く古都ダマスカス

オリエントの真珠 旧約聖書の時代から続く古都ダマスカス

ダマスカスは、旧約聖書が書かれた時代から今にいたるまで存在する最古の都市の1つであり、世界一古くから人が住み続けている都市として知られる街。
アラビア半島、メソポタミア、地中海地方を結ぶ交易の要衝として数々の支配を受けながらも、その圧倒的な個性を失うことなく、現在はシリアの政治・経済・文化の中心地として、200万人を有する大都市に成長した。
こぎれいなビルや住宅街が続く都会の中に、巨大なスークと世界最古といわれるモスクが建つ旧市街が共存しており、今もなお悠久の歴史を刻み続けている。
オリエントの真珠と称えられる誇り高き都市に、今日もまた歴史の新たな1日が重ねられていく…。

●ダマスカスおすすめ観光ポイント

・スーク

スーク

数千年の歴史が息づく旧市街にある市場。なかでも最も観光客で賑わうのが城塞の横のスーク・ハミディーエ。全長およそ600m、上はアーケードで覆われていて人々の熱気と活気に満ちている。
通りには金銀のアクセサリーや絨毯、民族衣装を扱う店が並び、アイスクリームやケーキショップなども揃う。また、このスークと平行に走るスーク・ミドハドパシャに行けば、中近東特有の香辛料が山のように積まれた光景も目にすることができるだろう。
他にも路地裏には小さなスークがいくつもあり、歩いているだけでおもしろい。

・国立博物館

国立博物館

シリア国中から発掘された出土品の数々が一堂に会している博物館。世界最古といわれるウガリットのアルファベットが彫られた粘土板に始まり、ユーフラテス川沿岸から出土した土器やアクセサリー、紙幣に印刷されている像などが展示されており大変見ごたえのある施設である。
考古学だけでなく典型的なイスラム建築の展示などもある。地下にはパルミラ遺跡の原寸模型も。

・ウマイヤド・モスク

ウマイヤド・モスク

715年、ウマイヤ朝時代に建てられた現存する世界最古のモスク。ここは紀元前2000年紀にはすでに聖域とみなされていた区域で、洗礼者ヨハネ教会を改築して建てられた。現在もホール内部にヨハネの首を納めたという聖堂がある。
イスラム教第4の聖地とされており、各国からの巡礼者が絶えない。金曜の夜、広い会堂を埋め尽くしたムスリムが一心に礼拝する姿は壮観。

・サラディーン廟

サラディーン廟

ウマイヤド・モスクの北門の外側にある、英雄サラディーンを埋葬した建物。サラディーンは十字軍の手から各地の領土を奪い返したアラブの偉大な英雄。
内部にはオリジナルの木製の棺と、ドイツから贈られた石棺が並んでいる。

・アゼム宮殿

アゼム宮殿

1749年にダマスカスの統治者であったアッサード・パシャ・アル・アゼムによって建てられた邸宅。現在は民族博物館として一般に公開されている。
メッカの巡礼の様子やハマムの様子を再現したものや、寄木細工の楽器、シリアの工芸品・装飾品など多岐にわたる展示がされている。壁面のモザイクや広い庭園も必見。

・ストレート通り

ストレート通り

旧市街の南側を東西約1500mにわたって貫いている道で、新約聖書にも登場する。
聖書では、キリスト教徒迫害のためにダマスカスに向かったパウロが落雷で失明。その際、天からの導きによって行き着いた所がこの道で、ここで出会った聖アナニアの奇跡で目が見えるようになったという。
ちなみにパウロはこの奇跡によって改心しキリスト教の伝道者になったといわれる。

・ヒジャーズ駅

ヒジャーズ駅

1917年オスマン帝国時代に造られた、ダマスカスから現在のサウジアラビアの聖地メディナまでをつなぐ鉄道の駅。
内部の天井や壁の装飾が美しいことで有名。現在は窓口で切符が売られているだけで、実際には列車は乗り入れていない。

・カシオン山

カシオン山

ダマスカスの北にそびえる山で、聖書によるとこの世で最初の殺人が起こった場所。
現在は斜面に公園が造られ、その上は高層住宅と軍事基地になっている。夜、山から見えるダマスカスの夜景は大変美しい。

 ※写真はイメージ

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