
■メキシコはここ!

政体= 立憲民主制による連邦共和国■The Yellow City マヤ遺跡の中に佇む南欧の風景

ユカタン半島を走り抜ける!メキシコ南東部、ユカタン州の都メリダから半島の先端カンクンまでの道のりを走る途中、何もかもが黄色の町に辿り着いた。黄色い町イサマル。町にある建物すべてが、見事に黄、黄!黄!!この鮮やかな黄色はエッグ・ヨーク・イエローと呼ばれ、16世紀にこの地を支配したスペイン人によって築かれた。町の中心に建つフランシスコ修道院は、ここをカトリック布教の拠点とするため、もともとあったマヤの遺跡を破壊してその上に建設したものだという。現在もなおミサが行われ、中庭を囲む回廊はバチカンに次ぐ規模を誇る。 メキシコの晴れ渡る青空に、鮮やかな黄色がひたすら美しい。
修道院正面には聖母のステンドグラスが
町の建物はどこもかしこも黄色づくし!
細部に残るコロニアルな雰囲気
●中世の雰囲気が漂う ユカタンの州都 メリダ

ウシュマルやチチェン・イッツァなど、ユカタン半島の密林に眠る遺跡への起点となる街。白壁の家が並んでいるため「白い街」とも呼ばれる。1542年、フランシスコ・モンテホ率いるスペイン軍に占領され、美しいコロニアル都市が開かれた。街の中心部は、現在も植民地時代の面影を色濃く残していて味わい深い。また街では毎晩どこかの広場でイベントが開かれており、夜の賑やかな雰囲気を楽しむのもおすすめ。
・カテドラル
中央広場ソカロの東側に面して建つユカタン半島最大の寺院。祭壇には有名な火膨れのキリスト像が飾られている。ローマ法王が訪れたことでも有名。
・モンテホの家
1549年に建てられたメリダで最も古い建築物。スペイン軍を率いてこの地を征服したモンテホが、富をつぎこんで建てた大豪邸である。入口の征服者が先住民の頭を踏みつけている彫刻は、過去の歴史を思い起こさせる。現在は銀行として利用されている。
・野口英世の銅像
メリダは野口英世が黄熱病の研究を行っていた地。実際に研究を行ったオーラン病院には、今も博士の銅像が建っている。
・サンタエレナ
メリダの郊外にあり、先住民族マヤ人の昔ながらの生活を見学できるマヤ村がある。マヤ人の末裔であるマリアさんが、トルティージャを焼いてふるまってくれる。
●鬱蒼とした森に潜むマヤの遺跡 ウシュマル
メリダから車で約1時間半。森の中に忽然と現れる7世紀のマヤ遺跡ウシュマルは、チチェン・イッツァと並び称されるマヤ文明を代表する遺跡。複雑なモザイクや、数々のモチーフで過剰に装飾されたプウク様式の建築物が特徴。雨の神チャックを強く崇拝しており、神殿やピラミッドでもおびただしい数のチャック像を見ることができる。
・グランピラミッド
上部にレリーフが施されている高さ32mの大神殿。現在、北側の階段だけが修復されており、頂上へ登ることができる。遺跡の中で最も高い位置にあるため、緑の地平線と密林の中に浮かび上がる主要遺跡が見渡せる。
・魔法使いのピラミッド
小人が一夜のうちに造り上げたという伝説から「魔法使い」と名付けられた遺跡。実際は300年の間に5つの神殿を順番に建造したもの。マヤ遺跡としては珍しく小判型の石組みで造られ、丸みを帯びた柔らかな印象の美しい神殿。
・尼僧院
4つの建物が広大な中庭を取り囲むように造られた建物で、ここを訪れたスペイン人によって名付けられた。実際には支配者が住んだ宮殿であったといわれる。外壁には石をはめ込んだモザイクや、雨神チャック像・蛇神ククルカンなどのレリーフが過剰なまでに施されている。
・総督の宮殿
壮麗に飾られた外壁と、建物中央に見事なアーチをもつ、マヤ建築の中で最も調和のとれた建物の1つ。東側正面の壁は目を見張るほど複雑で美しいプウク的装飾がぎっしり。石造りの格子文様、雷文、チャックの顔、頭飾りをつけた人物像など、2万個以上の石が使用されている。
・カバー遺跡
ウシュマルの東南22kmにある遺跡で、同じくプウク様式の建築が見られる。外壁が300近くの雨神チャックで飾られたコズ・ポープが圧巻で、仮面の宮殿の異名を持つ。