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海外旅行トップ > 特集トップ > 「中欧II(クロアチア・ポーランド・スロヴェニア・スロヴァキア)」

伝統や文化が息づく珠玉の光景 中世の面影に彩られた街並みを歩く 中欧II
アドリア海の真珠 ドブロヴニク竜に守られし芸術の都 リュブリャナ

ドナウ川のほとりに佇む古都 ブラチスラヴァ甦ったかつての栄光 ワルシャワ

■不屈の精神が甦らせたかつての栄光 ワルシャワ

ワルシャワ イメージ

ポーランドの首都ワルシャワは、16世紀に南部の都市クラクフから遷都されて以来、“北のパリ”と称される中欧きっての洗練された美しい街として発展を遂げてきた。しかし、1939年にナチス・ドイツが侵攻、第二次世界大戦末期には、市民の一斉蜂起もむなしく占領軍によって街は跡形もなく破壊されてしまった。現在旧市街に広がる古い街並みは、大戦終了後にワルシャワ市民たちの努力によって復元されたものである。過去の絵や写真はもちろん、「壁のひび1本にいたるまで」忠実に再現された街並みは、中世さながらの美しい光景を私たちにみせてくれる。歴史の波に翻弄されながらも、自らのアイデンティティを失うことなく生きるポーランドの人々。この街には彼らの不屈の精神がしっかりと息づいている。

●ワルシャワの観光ポイント

・旧市街市場広場

旧市街市場広場 イメージ

旧市街の中心にある広大な広場。オープンエアのカフェや露天画商がずらりと並んでいる。また、広場を取り囲む建物には、300年以上の歴史がある高級レストランやみやげ物店なども。古くから変わっていないように見える街並みだが、これらはすべて第二次世界大戦末期に徹底的に破壊された後、忠実に復元されたもの。

・バルバカン

バルバカン イメージ

旧市街の北にある半円筒型の砦。バロック様式で建てられたもので、当時は牢獄や火薬庫として使用されていた。第二次世界大戦で破壊されたが、1954年に復元。現在、内部はみやげ物店になっている。

・旧王宮

旧王宮 イメージ

旧市街の南端、王宮広場に面して建つ赤茶色の優雅な建物。かつては王の居住であっただけでなく、国会や大統領執務室、士官学校や国立劇場がおかれ、政治・文化の中心であった。16世紀、ワルシャワ遷都を行ったジグムント3世が暮らしていた頃は、「ヨーロッパで最も美しい宮殿のひとつ」とも呼ばれていたという。バロック様式の内部は、往時のままに再現されている。


・聖十字架教会

聖十字架教会 イメージ

ワルシャワ大学と向かい合って建つショパンゆかりの教会。本堂内部の左手前にある石柱の下には、ショパンの心臓が埋められている。第二次世界大戦中に建物のほぼ3分の1が破壊され、ショパンの心臓も持ち出されたが、戦後の建物再建後、ショパンの命日である10月17日に元の場所へ戻された。

・文化科学宮殿

文化科学宮殿 イメージ

デフィラト広場にそびえる37階建ての高層ビル。塔の高さは234m、総床面積12万3000km2、総部屋数3288の巨大建築である。中にはポーランド科学アカデミーをはじめとする各種研究所、TV局、コンベンションホール、映画館、劇場などが入っている。スターリンからの贈り物として建造されたが、調和の取れたワルシャワの街並みにはまるで似つかわしくないため市民には不評だとか。30階は展望台として開放されている。

・ワジェンキ公園

ワジェンキ公園 イメージ

ワルシャワ市民自慢の美しい公園。ポーランド最後の王が1766年から30年もの歳月をかけて造らせた。園内の大きな池の脇には、王の夏の離宮として建てられたワジェンキ水上宮殿の優雅な姿も。現在は国立博物館の分館として17〜18世紀の美術品が展示されている。5〜9月には園内のショパン像の脇でショパンコンサートが行われている。

・ヴィラヌフ宮殿

ヴィラヌフ宮殿 イメージ

ワルシャワ市の南端に建つバロック式の宮殿。17世紀末に当時のポーランド王ヤン・ソビエスキ3世が夏の離宮として建造した。現存するものは18世紀に拡大されたもの。フランス風の庭園に囲まれた宮殿は美しいバロック様式で、内部の壮麗な装飾と家具、調度品の豪華さも目を見張るばかりである。

・ジェラソヴァ・ヴォラ

ジェラソヴァ・ヴォラ イメージ

ワルシャワから車で約1時間、“ピアノの詩人”と称えられたフレデリック・ショパンの生地。ポプラ並木の続く公園の中に、ショパンの生家が残されている。現在は博物館として、生まれた部屋や出生証明書、洗礼証明書などが公開されているほか、幼少時に初めて書いた楽譜の複製や両親へ宛てたお祝いカードなど、貴重な品々が展示されている。

●激動の歴史に彩られたポーランドの世界遺産

・アウシュヴィッツ強制収容所

アウシュヴィッツ強制収容所 イメージ

第二次世界大戦中、ナチス党率いるドイツが推進した人種主義的な抑圧政策により、最大級の惨劇が生まれた強制収容所。ポーランド南部のオシフィエンチムにある。1945年にソ連によって開放されるまでに、2kmほど離れたところのビルケナウ強制収容所とあわせて150万人もの命が奪われた。1979年、二度と同じ過ちが起こらないようにと負の世界遺産に登録されている。

・クラクフ歴史地区

クラクフ歴史地区 イメージ

ポーランド南部にある都市で、ポーランド王国の全盛期に首都が置かれていた場所。神聖ローマ帝国の一部であったプラハ、ウィーンと並んで、中欧文化の中心として栄えた。歴代ポーランド王の居城であった華麗なヴァヴェル城、旧市街の中心でルネサンス様式の織物会館が堂々たる姿を見せる中央市場広場、1222年に建造された2本の塔が美しいゴシック様式の聖マリア教会、人食い竜の伝説が残る竜の洞窟など、みどころは盛りだくさん。

・ヴィエリチカ岩塩坑

ヴィエリチカ岩塩坑 イメージ

クラクフの南東約15kmにある小さな町。町の地下には世界有数の大規模な岩塩採掘場がある。13世紀以来稼動している採掘坑で、廃坑になっていない岩塩坑としては世界最古。深さは地下327m、全長は300kmにも及ぶ。観光客向けの坑道には、歴史上や神話上の様々なモチーフを象った彫像が並び、シャンデリアが下がる礼拝堂や岩塩採掘史の展示などもなされている。


・マルボルク城

マルボルク城 イメージ

バルト海沿岸の港湾都市グダンスクにあるドイツ騎士団の城。13世紀、バルト海沿岸地方征服の拠点として築かれた巨大な要塞で、ポーランド・リトアニア連合軍との戦いの要となった。第二次世界大戦中に破壊されたが見事に復元され、現在は博物館として武器や宝物などが展示されている。

・トルンの中世都市

トルンの中世都市 イメージ

ポーランド中北部、ヴィスワ川のほとりに位置する工業都市で、地動説を唱えたコペルニクスの出生地。13〜15世紀にポーランドをおびやかしたドイツ騎士団の拠点だった町のひとつでもある。バルト海地方で採れた琥珀をワルシャワやクラクフに運ぶ中継地として栄え、旧市街には当時の栄光をしのばせるゴシック様式やルネサンス様式の建築群が、とてもよい状態で保存されている。

・ザモシチ旧市街

ザモシチ旧市街 イメージ

ポーランド南東部にある、イタリア風ルネサンス様式を取り入れた美しい都市。ポーランド・リトアニア連合王国の陸軍最高司令官ヤン・ザモイスキが、イタリアに憧れて1580年から9年かけて造らせたという。旧市街には後期ルネサンス建築が完璧な姿で残されている。

写真提供:ポーランド政府観光局
 ※写真はイメージ


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