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仏の穏やかな微笑みに包まれて ゆったりとした時間が流れる親しみの国<ミャンマー>
世界三大仏教遺跡へ聖なる黄金の仏塔をいただく首都ヤンゴン

古代都市バゴーに残る昔日の栄華ミャンマー最後の王朝 マンダレー

■ミャンマーはここ!

国のデータ
政体= 軍政
言語= 公用語はビルマ語
住民= ビルマ族約70%、シャン族8.5%、カレン族6.2%、ラカイン族4%、華人3.6%、モン族2%、インド人2%など
宗教= 国民の85%が仏教徒
面積= 約67万8500km2 日本の約1.8倍 
人口= 5322万人

■世界三大仏教遺跡へ 〜バガンに残る仏塔の数々〜

ミャンマー イメージ

エーヤワディー川中流、その東岸の平野部一帯約40kuのエリアに、大小さまざまな仏教遺跡が林立するバガン。ここはカンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡のひとつと称されている。点在するパゴダや寺院のほとんどは、11世紀から13世紀、パガン王国の興隆からモンゴル帝国フビライ・ハンの侵攻を受けるまでの250年間余りの間に建造されもので、当時は約400万ものパゴダがあったと言われている。大きいものや小さいもの、鮮やかな白色をしたものや赤茶色をしたものなど色も形も様々。現在では、約2300のパゴダが残っており、特に城壁で囲まれた「オールドバガン」と呼ばれるエリアは、学術的にも大変貴重なエリアであることから考古学保護区に指定されている。照りつける太陽のもと、廃墟と化したパゴダの群の中に身を置いてみると、時の流れの重さと人生のはかなさをひしひしと感じることができる。遠く広がる真っ青な空には、雲がいくつも流れ、赤茶けた大地には歩いても歩いても人影はない・・・、ヤシとパゴダの影だけが永遠と続くように思う。しかし、無人の広野と思われた大地も、よく見ると耕されて作物が植えられ、茨にしか見えなかった茂みが近寄ると畑の柵だったりする。広大な遺跡群の中に人間の生きる営みがしっかりと調和し、何の違和感もなくひとつの風景を作り出しているのだ。

●仏教遺跡の宝庫バガンを歩く

・アーナンダ寺院

ミャンマー イメージ

パガン王朝を代表する、最大かつ最もバランスのとれた美しい寺院。白と金色のコントラスト、仏塔の優雅なフォルムが見事である。本堂の中央には、高さ約9.5mの黄金の仏立像が4体、それぞれ四方を向いて納められている。北と南の2体は創建当時のまま。それぞれ表情が微妙に異なり、少し離れて眺めると微笑んでいるように見える。

・シュエジゴンパゴダ

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アーナンダ寺院と並んでバガンを代表するパゴダ。バガンの抜けるような青空に向かってすくっと伸びる金色の仏塔で、この釣鐘型の建築様式はビルマ式仏塔の原型となった。ここには釈迦の遺骨と歯が奉納されているといわれるほか、パゴダの四隅にはストゥーパ(小さな塔)に祀られた高さ4mほどの仏像がある。周囲には土産物屋が並び、非常に活気がある場所でもある。

・タビィニュ寺院

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12世紀半ばに建造された高さ61m、精巧な煉瓦造りのバガンで最も高い寺院。どことなく日本の国会議事堂を思わせる形をしており、2層構造の上の階には大きな仏像が納められている。タビィニュとは「全知」の意味で、バガンでも一際存在感のある寺院。

・ポッパー山

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バガンの南東50kmに位置する標高1518mの死火山で、古くはパガン王朝時代よりミャンマーの土着宗教であるナッ信仰の聖地。現在は緑豊かな木々に覆われ、種々多様の動植物の宝庫となっている。湧き出る天然の泉は100以上もあり、その水は麓の町まで水路が引かれている。また、ポッパー山の中腹にある岩塔のタウン・カラッは特に有名。山道に入るとまもなくこの異様な岩塔が雲上にかいま見え、思わず息を呑む。頂上にはまるで天空の城塞とも言える寺院が神々しくそびえ立ち、そこからの眺めは圧巻。

・ダマヤンヂー寺院

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12世紀、王位に就こうとして父王と兄王子を暗殺したナラトゥ王が、罪滅ぼしのために建て始めた寺院。ところが建設途中でナラトゥ王自身も暗殺されてしまったため、工事は中断し、現在も未完成のままで残されている。本尊となる仏像は納められているが、寺院は荒れるがままの状態で異様な雰囲気。地元の人は夜には決して近づかないという。

・マヌーハ寺院

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11世紀中頃、囚われの身だったマヌーハ王が建てた寺院。2層構造で塔などが建っていたりするが、外観は平板でそれほど美しくはない。内部には3体の坐像と1体の涅槃像があり、どれも建物内部の空間いっぱいに造られている。まるで囚われの身だった王の鬱屈した気持ちが表現されているかのよう。

・ミンガラーゼディパゴダ

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パガン王朝最後のパゴダ。正方形の3層の台座の上に釣鐘型の塔が建っており、そのバランスのよさと、素焼き煉瓦を石畳のように敷き詰めたテラスが美しい。

・ティーローミィンロー寺院

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パガン後期に建てられたパガンで最も大きな寺院のひとつ。建物は2層構造になっており、1階には表情の異なる4体の仏像が納められている。部分的にはげおちてはいるもの、外面の手の込んだ装飾を見ることができる。

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(c)ASEAN-Japan Centre ※写真はイメージ


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