
■山々に囲まれた高原都市サン・ホセの魅力

コスタリカの首都サン・ホセは、標高1150m、コーヒー農園や火山などの山々に囲まれた高原都市である。年間を通じて夏の軽井沢のような気候で、他の中米諸国に比べて大変快適。質素で落ち着いたコロニアル調の街並みは、「中米のスイス」という呼び名にふさわしい雰囲気である。街は中米都市の典型的な構造を持ち、区画整理された道路が碁盤の目のように通っている。目抜き通りのアベニーダ・セントラルや文化広場には、国立博物館や中央市場などみどころも多い。
コスタリカは世界的なエコツアーのブームもあって、多くの旅行者が欧米から訪れている。サン・ホセは政治や文化のみならず、この国の各地への交通の要衝でもあるのだ。
・国立劇場
コスタリカの人々に最も愛され、誇りにされている歴史的建築物。100年以上前にコーヒー税によって建てられたもので、ヨーロッパの一流の技師が参加し、パリのオペラ座を模して造られたと言われる。大理石の階段、各部屋のシャンデリアや燭台、天井のフレスコ画など、内部のすばらしい装飾は、当時の富豪の莫大な財力を物語っている。
■火山の麓 国内第二の都市アラフエラ

サン・ホセから20km北西に位置する国内第二の都市。古くからサン・ホセ、カルタゴ、エレディアと共にコスタリカの中心地として栄え、国民的英雄のフアン・サンタマリアの出身地としても有名。彼は自分の命を犠牲にして反乱米軍から国を救った英雄として称えられ、街には彼を記念した公園や博物館がいくつも建っている。またコスタリカの国際空港名も彼の名前にちなんだもの。
■コスタリカ最古の街 カルタゴ

周囲を山々に囲まれ、気候も温暖で落ち着いた雰囲気の街。サン・ホセ、アラフエラに次いで国内第三の都市である。サン・ホセから22kmと近く、交通の便も良いので日帰りで訪れる人が多い。カルタゴは1563年に建設されたコスタリカ最古の街で、1823年にサン・ホセに変わるまで約250年にわたり首都であった。その後、2度の地震で壊滅的な被害を受けたため古い建物は残っておらず、しばしばみかけるコロニアル様式の建物は再建されたものである。
・ロス・アンヘレス大聖堂
1926年に再建されたビザンティン様式の教会で、コスタリカの守護聖母「黒いマリア」が祀られている。黒いマリアの像は地下の礼拝堂に安置されているが、15cmほどなどで肉眼ではなかなかよく見えない。メキシコをはじめとして、中南米には奇跡の聖母伝説が多く、このマリアも奇跡を起こすと伝えられて、中米各地から巡礼者を集めている。
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