
■ブラジルはここ!

政体= 大統領を元首とする連邦共和制。■パンタナール 〜南米の秘境に広がる楽園〜
アンデス山脈とブラジル高原の間、国境をまたいでパラグアイ、ボリビアの3国にまたがる世界最大級の大湿原パンタナール。その総面積は日本の本州に匹敵し、パラグアイ川上流域の水量の増減により、季節によって大小無数の河川や湖沼、湿原などが出現する。大湿原を流れるピキリ川を境に南北に分かれ、北はパンタナール縦断道路を中心とした観光の中心であり、南はいまだ原始の自然が残る。今日パンタナールは、地球上に現存する最も大きな野生生態系のひとつであると言われ、まさに生物の楽園。この地域だけで約230種の魚類、約650種の鳥類、約80種の哺乳類、約50種の爬虫類が、自然のままに棲息している姿を観察することができる。ベストシーズンは水位が下がる7〜10月頃にかけて。数が少なくなった沼や水溜りにワニが集中し、さらにその水を飲みにくる小動物、繁殖のために集まる鳥などを間近に見ることができる。パンタナールの風物詩でもあるイッペーの木がピンクや黄色の花をつけるのも8月頃。もちろん氾濫期ならではの美しさも捨てがたい。乾季には干上がっていた低地の平原が水没し、三日月形の潟や小河が現れる。すっかり水に包まれた中を小船で進んでいくと、頭上の木で羽を休める鳥たちや美しい自然風景を見ることができる。
●パンタナールに棲む動物たち
・トゥユユ
パンタナールを代表する鳥であり、ジャブルとも呼ばれている。膨らんだ特長的な首を持ち、体の部分は白く、頭から上が黒い。首輪のような赤が目立つ。コウノトリの仲間では最大で、体長1.4m、羽を広げると3m近くになる。高い木の上に巣を作る。つがいは一生涯を共にし、高い木の梢に巣を作り、毎年同じ巣で子育てをする。
・アララ・アズール
ブラジルには多くのオウムやインコが生息しているが、アララ・アズールは最も大型で、「ギャー」という鳴き声と共に大空を羽ばたく青色の美しいオウム。目の周りとあごの部分が黄色い。その美しさのために密猟され、現在ブラジル全土で7,000羽のみとなっており、絶滅の危機に陥っている。
・トゥカーノ
体長56cmほど、胴体が真っ黒で喉が白、目の周りの縁取りと、黄色とオレンジ色の長さ20cmほどの大きなくちばしが特徴的。おとなしくて愛嬌がある。果物や虫などを食し、単独で見られるが、群れで飛ぶこともある。ブラジルの国鳥。
・カピバラ
世界最大のげっ歯類で体長105〜135cm、体重は35〜65kgにもなる。川や池の近くで20匹ほどの群れで見かけることが多く、主に朝方と夕方に行動する。泳ぎが得意で、両足に蜘蛛の巣状の水かきが付いている。敵から身を隠すために水中に数分間潜っていることも可能。
・ジャカレー(ワニ)
パンタナールには350万匹のワニが生息すると言われている。アリゲーター科カイマンという種類のワニで、比較的おとなしく水の中や水辺で日光浴をする姿を見ることができる。主食はピラニア。生まれたばかりは10〜13cmだが、成長すると2.5〜3mにも達する。
・オンサ・ピンタダ(ジャガー)
大型の肉食獣で成長すると体長1.2〜1.8m、体重60〜130kgに達する。夜行性で森林に棲み、カピバラ、ワニ、鹿、豚、魚、鳥などを襲う。牛を襲うため牧場を営む人間には大変嫌われており、その数は非常に少なくなっている。またオンサ・パルダと呼ばれるピューマも生息している。
・タマンドゥア・バンデイラ(アリクイ)
野原やセラード地帯に生息する。口は小さくて歯がなく、頭部は筒状で細長い口吻が突出する。蟻塚をこわし、ひも状の長い舌と粘り気のある唾液でアリやシロアリなどをなめて食う。夜行性で単独行動を好む。毛皮はざらざらして爪も大きく鋭いため、ジャガーも襲うことはない。
●パンタナールの楽しみ方
・トレッキング

ロッジ周辺の広大な土地をガイドと共にグループに分かれてトレッキング。行く先で見つかる様々な植物、鳥、動物たちの説明を聞きながら大湿原を満喫しよう!
・乗馬トレッキング

馬に乗って車では行けない森の中や平原をトレッキング!馬の背から見るパンタナールは視線が高く、より雄大さを感じられるはず。
・ボートツアー

ボートやカヌーにのって川や沼、コリッションと呼ばれる水溜りを行き、鳥や動物ウォッチングを楽しもう。川では釣りも楽しめる。ピラニアや大型の川魚パクー、トラード釣りにも挑戦しよう!
・サファリカーで自然観察

車に乗ってパンタナール観察ツアーへ!すばらしく目のいいガイドがいろいろな生き物を見つけて教えてくれる。
※写真提供:メルコスール観光局 ※写真はイメージ